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英月の極楽シネマ

命みじかし、恋せよ乙女 まず自分の人生を愛して

 ◆命みじかし、恋せよ乙女(2019年、独)

 元大谷大学学長の広瀬杲(たかし)は「この世に生まれてきたかぎり、出遇(あ)わねばならない、たった一人のひとがいる、それは自分自身である」との言葉を残しました。何を言ってるんだ、自分のことが分からなくてどうすると思われるかもしれません。けれど、高齢者の免許返納問題の例を挙げずとも、「私は大丈夫」と自分を分かった“つもり”になっていることは多々あります。

 映画の主人公カール(ゴロ・オイラー)もそう。妻と別れ、酒に溺れ、そのせいで娘に会えない自分は父親と…

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