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経済観測

トルコの踏み出しと対米摩擦=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

田中直毅 国際公共政策研究センター理事長

 トルコを巡る情勢の動きが急だ。第一はロシア製地対空ミサイルS400の導入だ。25億ドル(約2700億円)の購入だが、67年間、北大西洋条約機構(NATO)の一員であるトルコの決定は米国にとって衝撃だ。これで最新鋭ステルス戦闘機F35の共同開発計画からトルコは除外される。

 F35を矛とすればS400は盾で、矛の能力査定がロシアになされる恐れがあるようでは、米国側にとって矛盾そのものだ。ロシアの国防部門との重大な取引を制裁対象とする2017年の米国法に基づき、米国によるトルコ制裁の開始がなされることになろう。

 エルドアン大統領はなぜここまで踏み込んだのか。3年前のトルコでのクーデター騒動の3週間後、ロシアのプーチン大統領はサンクトぺテルブルクの宮殿にエルドアン氏を招いた。両国間の協力促進のためで、このときS400供与の話題が出た。これに対し、苦境下にあるエルドアン政権へのオバマ米政権の対応は、さめたものだった。トルコはクーデターの背景に米国の影をみたとされる。

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