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女の気持ち

雨の音 兵庫県多可町・大山園子(無職・84歳)

 シトシトと降る雨の音を聞いていると、子どもの頃同居していた叔母がよく歌っていた歌が耳によみがえる。若いときに習っていたお琴の練習曲らしかった。「♪唐傘、番傘、蛇の目傘……」

 陽気な叔母は掃除、洗濯、炊事をしながら、いつも楽しそうに歌っていた。そのあと覚えているのは、「橋は板橋カラコロと」「踊りの上手な雨の子が」というフレーズだけだが、大正3(1914)年生まれの叔母の、娘時代のある雨の日の姿が生き生きと浮かんでくる。

 当時のことだから、雨の日には赤い蛇の目傘を差して、銘仙の着物にお太鼓の帯を結び、雨コートを着て、つ…

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