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「天気の子」新海監督と川村プロデューサーインタビュー・上 「バッドエンドの作品を作ったつもりは一度もない」

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新作「天気の子」について語った新海誠監督(左)と川村元気プロデューサー=東京都千代田区で2019年7月19日午後4時3分、藤井太郎撮影
新作「天気の子」について語った新海誠監督(左)と川村元気プロデューサー=東京都千代田区で2019年7月19日午後4時3分、藤井太郎撮影

 新海誠監督の新作「天気の子」が19日から全国で公開されている。前作「君の名は。」(2016年)は、観客動員1900万人、興行収入は邦画歴代第2位(1位は「千と千尋の神隠し」)となる250億円を記録。これまでの新海作品を振り返りながら、今作に込めた思いなどを、新海監督と、前作から引き続きタッグを組んだ東宝の川村元気プロデューサーに聞いた。3回連続のインタビューの第1回は、新海監督が今作に込めた思いを聞いた。【井上知大】

 物語の舞台は、連日の雨で暗い空が続く現代の東京。離島から東京にやってきた家出少年の帆高(ほだか)(声・醍醐虎汰朗さん)が、「祈る」ことで天気を晴れにすることができる不思議な力を持つ少女の陽菜(ひな)(声・森七菜さん)と新宿で出会う。互いに事情を抱え、生活費が必要な2人は、陽菜の力をビジネスにする。晴れにしたことで多くの人が笑顔になることを実感し、その仕事にやりがいを感じる2人。でも彼らの運命の雲…

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