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 法政大には学生の保護者の会である「後援会」がある。戦後焼け野原から再出発した大学を支えたのが保護者の会で、それ以来、活発な活動が各地で続いている。夏になると総長、理事、学部長が手分けして全国の後援会の会合に出席する。それは地方の文化を知る良い機会でもある。

 私は今年、鳥取県倉吉市で開催された会合に出席した。倉吉は江戸時代から絣織(かすりおり)で知られたところである。絣織はインド、ペルシャ、中国では古代から生産されていたようで、日本にも入ってきている。やがてインドネシアや琉球や東南アジア各地に広がり、14世紀には琉球で芭蕉布の絣織の生産が始まった。国産の絣織が本格的に地域産業として開花したのが江戸時代である。17世紀に麻の絣…

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