メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

それぞれの選択

中小企業の今/上 技術、大企業に伝授 取引先、後継育成を手助け

自ら手がけた製品を見つめる岡野雅行さん=東京都墨田区で、柳沢亮撮影

 薄いステンレスのシートを独自の技術で巻き、極細の注射針を作り上げる。針の外径は0・18ミリ。その中を注射液が流れる。この、世界で一番細い「痛くない注射針」を大手医療機器メーカー・テルモと共同開発したのは、東京都墨田区で親子2代にわたって金属加工を営んできた岡野雅行さん(86)。下町の町工場が生んだ世界に誇る技術だ。

 最盛期には年商が8億円を超えた。今でも大企業向けに自動車や医療部品を製造し、黒字経営を続けている。だが、岡野さんは太平洋戦争前から続く町工場を、2020年に廃業すると決めた。「後継者に見合う人がいない。会社を畳む準備もしなくてはいけないね」

この記事は有料記事です。

残り904文字(全文1184文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 全国の小中高校を休校 新型肺炎で首相要請 3月2日から春休みまで

  2. IOCパウンド委員 東京オリンピック「1年延期」に言及 新型肺炎

  3. 「共働きなのにパニックだ」 突然の一斉休校、保護者ら衝撃 収入は、子の安全は…

  4. 「社会が崩壊しかねない」 熊谷・千葉市長がツイート 小中高休校要請巡り

  5. 部活は?受験は?卒業式は? 子供も保護者も、不安の“つぶやき” 首相休校要請

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです