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第65回青少年読書感想文全国コンクール

本棚に夢を見た 作家・中島京子さん

作家の中島京子さん

 <読んで世界を広げる、書いて世界をつくる。>

 『小さいおうち』『長いお別れ』など、著作が次々と映画化されている作家の中島京子さん。子どもの頃から本に囲まれ、書くことが大好きだったという。「本がある環境で育ててもらい、恵まれていました」と語る。【出水奈美、写真・根岸基弘】

 中島さんの新作『夢見る帝国図書館』(文芸春秋)は、明治時代に日本で最初に作られた帝国図書館(東京・上野、現国立国会図書館国際子ども図書館)の歩みと、その図書館の歴史をたどる小説を書き始める女性、そして謎めいた年上の「喜和子さん」の人生が重層する長編小説。中島さんの本や図書館に対する愛がにじむ、優しい物語だ。

 そんな中島さんの、本との出会いは団地の子ども文庫だった。小さい頃に暮らした埼玉県和光市の団地には、お母さんたちがこしらえた子ども文庫があり、土曜日の午後はそこで過ごすのがお気に入りだった。「リノリウムの冷たい床にぺたっと座り、本を引っ張り出しては選び、3冊くらい借りて翌週に返す。幼稚園から小学校低学年ごろまで通っていました。それは大事な時間で、大事な思い出です」と振り返る。

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