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本はともだち

共に読める一冊紹介 戦争の悲惨さ、親子で考えよう

この夏に親子で読みたい戦争を考える本

 ゆっくり本を読むことが増える夏休みは、戦争や平和について考えるいい機会でもある。戦後74年となり、戦争を体験した人から話を聞く機会は少なくなったが、本を通して戦争の悲惨さを伝えようと、今年も多くの本が出版されている。読み継がれてきた名作も併せて、この夏に親子で読みたい本を紹介する。

 「字のないはがき」(小学館)は、脚本家の故・向田邦子さんのエッセーを初めて絵本化した。終戦間近だった1945年4月、末の妹が田舎へ疎開することになる。いつもは怖い父親が「げんきな日は、はがきに まるをかいて、まいにち いちまいずつ ポストにいれなさい」と住所と宛名を書いたたくさんのはがきを手渡す。最初ははがきいっぱいに書かれた大きな丸が、段々と小さくなっていき--。病気になり帰ってきた妹を抱きしめ、父親が泣く場面が胸を打つ。絵本に登場する「妹」の向田和子さんが、作家の角田光代さんに文を依頼した。絵は西加奈子さんが担当し、3年がかりで完成した。

 「じいじが迷子になっちゃった--あなたへと続く家族と戦争の物語」(偕成社)は、中国残留孤児の父親の半生を描いたノンフィクション作品「あの戦争から遠く離れて」を児童書として書き直した。著者の城戸久枝さんが、息子が5歳になった頃に「じいじが迷子になっちゃったお話、聞かせて」とせがまれ、話し始めたやり取りを基に書かれている。終戦後、3歳で家族とはぐれ中国に一人残された「じいじ」が、25年後、まだ政府の…

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