乳がん

予防切除、重い決断 発症しやすい遺伝子変異判明なら、患者に「強く推奨」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
遺伝性の乳がんと判明し、乳房と卵巣を予防切除した神奈川県の女性。遺伝性がんの本を読んで勉強を重ねた
遺伝性の乳がんと判明し、乳房と卵巣を予防切除した神奈川県の女性。遺伝性がんの本を読んで勉強を重ねた

 生まれつき特定の遺伝子変異を持つ人は、乳がんや卵巣がんを発症する可能性が高いことが分かっている。学会は、変異が判明した乳がん患者に、もう一方の乳房や卵管・卵巣を予防のため切除することを推奨しているが、健康な部位を摘出して高額な費用もかかるだけに、決断するのは簡単ではない。手術を少しでも受けやすくなるよう、学会やがん患者団体などは公的な医療保険の適用を求めている。【原田啓之】

 「変異がありました」。2017年6月、東京都内のがん拠点病院で、乳がんを患う神奈川県在住の女性(42)は遺伝子検査を担当した医師から結果を告げられた。「BRCA1」という遺伝子に変異があり、乳がんと卵巣がんを発症するリスクが高いと分かった。

この記事は有料記事です。

残り2059文字(全文2369文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集