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健康を決める力

研究に患者が参加する意義=聖路加国際大教授 中山和弘

「患者参加」(Patients Included)の認証マーク(https://patientsincluded.org/)

 医療者が患者と情報や価値観を共有し、患者の自己決定を支援することを意味する「シェアードディシジョンメーキング」(協働的意思決定など)の国際学会に参加しました。開催地のカナダ・ケベックシティーは、世界遺産でもある美しい石畳の旧市街や虹がかかる巨大な滝があり、その多彩な魅力は、多様性を尊重する国づくりを象徴するようでした。カナダの国名の語源は、先住民族の言葉で「村落」や「住居」を意味する「kanata」で、そこに住むすべての人が平等に社会参加する多文化主義を掲げています。

 今年のテーマは、「患者指向のシェアードディシジョンメーキング研究」でした。患者不在での意思決定はしない、患者は自身の健康状態の専門家であるとして、その経験を研究に生かすことが目的です。基調講演では、先住民族の健康の研究者が、問題解決のためには、過去の経験や歴史を踏まえて文化や価値観を共有しながら、自己決定を支援する必要があると訴えかけました。さらに、医療の管理職であり、がん患者でもある看護学の博…

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