中露、日米韓の「防衛体制」試す? 竹島・東シナ海で空軍共同飛行

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飛行ルート
飛行ルート

 島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で「領空侵犯」したとして韓国軍の警告射撃を受けたロシア軍機は、中露両空軍の共同飛行の一環でこの空域を通過しており、中露の意図に注目が集まっている。一方、関係悪化が続く日韓には、安全保障面での米国を含めた3カ国連携の重要性を改めて突きつけた形だ。

 ロシア国防省は23日に出した声明で、今回の竹島周辺の飛行について「中国軍機と初めての合同パトロールだった」と明かした上で、中露の戦略爆撃機4機と空中警戒管制機2機が参加し、11時間をかけて約9000キロを飛行したと説明した。24日記者会見した中国国防省の呉謙報道官も「中露両空軍は北東アジア地域で、初めて共同で戦略的な巡航を実施した」と指摘した。

 中露双方が「初めて」だと強調する長距離の共同飛行の狙いについて、防衛省関係者は「中露が連携して航空機を運用できることを米国や日本など周辺国に見せつける意図があった」と見る。外務省幹部も「緊密な関係を誇示し、米国をけん制する狙い」と分析した。

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