京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が亡くなった放火殺人事件で、社員の大野萌(めぐむ)さん(21)は今も安否が分かっていない。アルバイト代をためて同社の養成塾で学び、プロの道を歩み始めたばかりだった。「やっと夢がかなって頑張って働いていたのに……」。祖父の岡田和夫さん(69)は声を震わせた。
岡田さんによると、萌さんは両親と姉の4人家族。京都府木津川市の岡田さん宅の近くで暮らす。小さい頃からアニメが好きで、ノートや雑誌の空白、裏紙によく絵を描いていた。中学時代は市選管のポスターの公募で優秀作に選ばれた。「自立心が強い子で、中学、高校と生徒会の会長や副会長をしていた」。自慢の孫だった。
この記事は有料記事です。
残り505文字(全文818文字)
毎時01分更新
日本と韓国は、葛藤を乗り越えられないまま、2021年の歩み…
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の再発令を受け、…
終息が見えない新型コロナウイルスについて、菅義偉首相ら政府…