東電、遅すぎた決断 福島第2原発の廃炉伝達

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
東京電力福島第2原発=福島県楢葉町、富岡町の境界で2018年6月14日午後1時29分、本社ヘリから
東京電力福島第2原発=福島県楢葉町、富岡町の境界で2018年6月14日午後1時29分、本社ヘリから

 東京電力ホールディングス(HD)が24日、福島第2原発を廃炉にすることを福島県の内堀雅雄知事に正式に伝えた。福島県や県内市町村議会が廃炉を求めていたが、再稼働への期待などから決断が遅れた。今後は廃炉に伴う費用負担への対応や、福島第1原発の廃炉作業との両立などが課題となる。

 東電HDの小早川智明社長から廃炉決定の報告を受けると、福島県の内堀雅雄知事はほっとした表情を見せた。原発事故から8年余りが経過し、地元からは「決断が遅すぎる」と批判の声が上がっていた。

 事故後、東電が第2原発の廃炉判断を先送りしてきたのは、再稼働への期待を捨てきれなかったためだ。津波の被害も第1原発より軽く、1基だけで年間600億~1100億円の収益改善が見込める。東電は4基の再稼働で年間数千億円の収益増につなげたい思惑があった。

この記事は有料記事です。

残り2215文字(全文2570文字)

あわせて読みたい

注目の特集