鹿児島県の奄美大島で絶滅の恐れがある希少動植物の違法採取が相次いでいる問題で、環境省や地元市町村が山中のパトロールを強化するなど対策に本腰を入れている。奄美大島は沖縄県の西表島などと共に政府が世界自然遺産の推薦候補に決定。島固有の希少動植物が数多く生息する生物多様性も推薦理由だけに、島外への違法な持ち出しを防ごうと監視の網を広げる。【神田和明】
今月8日、同県奄美市の奄美空港であった持ち出し防止研修会で、環境省・奄美群島国立公園管理事務所の千葉康人・世界自然遺産調整専門官が「奄美では希少種の持ち出しがなくならない状況だ」と現状を訴えた。出席した航空会社の手荷物検査係ら約40人は真剣な表情で耳を傾けた。
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