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東海道と中山道の分岐点だった草津宿(滋賀県草津市)の宿泊所「草津宿本陣」(国史跡)で、江戸時代後期の旅人の忘れ物「失念物」18点が見つかった。副長の土方歳三(ひじかたとしぞう)ら新選組幹部の誰かのものとみられる木製の煙管(きせる)入れもあった。当時の旅の様子や宿場の運営を知る貴重な資料となりそうだ。草津市教育委員会が25日、発表した。
昨年6月以降、本陣の土蔵に残されていた資料約1万4000点を調査し、判明した。失念物は、たんすの引き出しから発見。まとめて保管されていたとみられ、1点ずつ和紙の付箋が結わえられ、見つかった場所や日付などが記入されていた。煙管入れは長さ約17.5センチで、黒い木綿製の袋に入れられ、付箋には「新選組様 五月九日御泊 壱番間ニ御失念物」とあった。
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