FC東京、多摩少年院収容者の院外実習受け入れ 社会復帰を支援

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グラウンドキーパー(左)と一緒に、グラウンドに真っすぐラインを引くためのロープを張る少年=東京都小平市大沼町3のFC東京小平グラウンドで2019年7月11日、黒川優撮影
グラウンドキーパー(左)と一緒に、グラウンドに真っすぐラインを引くためのロープを張る少年=東京都小平市大沼町3のFC東京小平グラウンドで2019年7月11日、黒川優撮影

 東京都調布市に本拠地を置くサッカーJ1のFC東京が、同じ多摩地域の多摩少年院(東京都八王子市)に収容されている少年の院外職業体験の受け入れを始めた。外部とのつながりがほとんどない少年たちの社会復帰支援が目的。これまでも院内でのサッカー教室などはあったが、院外実習の受け入れは初めて。

 「自分の引いた線はどうだ、曲がってるかい? 曲がってたら戻ればいい」。7月前半の平日、東京都小平市のFC東京グラウンド。練習前、専用の塗料でフィールドにラインを引く少年を、グラウンドキーパーの池田省治さん(67)が指導していた。職業体験で訪れた少年は初めは緊張した様子だったが、次第に表情が和らぎ、笑みもこぼれるようになった。「今の笑顔、忘れるなよ。どんな仕事も楽しいと思わないと続かない」。池田さんが語りかけると、少年はうなずいた。

 FC東京は3年前から、社会貢献活動として多摩少年院でサッカー教室を開いている。今回は、多摩少年院が院外実習の受け入れ先を探していることを知ったクラブ側が申し出て実現した。華やかに見えるプロサッカーの世界を地道に支える多くの人がいることを実感し、感謝することの大切さを感じてもらおうとグラウンドキーパーの仕事を選んだ。

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