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令和フィーバー考

繰り返される「祭り」「忘却」という日本の病 東浩紀さん 

東浩紀さん=東京都品川区で2019年6月25日午後3時20分、待鳥航志撮影

 改元から3カ月。令和Tシャツを着た人たちのお祭り騒ぎ、号外配布へ殺到する人々、令和にあやかって次々発売される商品――。あの「令和フィーバー」はどこへ行ったのだろうか。「もう元号が変わったことすら、ほとんど意識されていない感じがします」。そう語るのは批評家の東浩紀さん(48)だ。改元直前に発売された文芸誌「文芸」夏季号のエッセーで、平成を「祭りの時代だった」と総括した東さん。令和フィーバーは「極めて平成的な出来事だった」と指摘する。どういうことだろうか。【待鳥航志/統合デジタル取材センター】

 まず、なぜ平成が「祭りの時代」なのだろうか。

 団塊ジュニア世代の東さんは、平成が始まった時、17歳だった。衆院選に初めて投票したのは1993(平成5)年。この選挙の結果、自民党は初めて下野し、非自民の細川連立政権が誕生した。「当時は、昭和という時代を乗り越えるんだ、と言われ続けていました。僕自身も、ずっと続いた自民党政権が倒れて新しい時代が来るという期待を込めて投票しました」

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待鳥航志

1990年埼玉県生まれ。早稲田大大学院政治学研究科修士課程(ジャーナリズムコース)修了。2015年入社。高松、姫路の2支局を経て、19年5月から統合デジタル取材センター記者。関心分野はインターネットの文化や思潮、生活史、過疎地域など。

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