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さいたま歴史散歩

平将平の故跡/1 将門いさめた「文人」 /埼玉

埼玉県小鹿野町藤倉の諏訪神社で平将平と推測される絵を調べる歴史研究家の染谷洌さん。小屋に掛かる「平将平」の木札は管理者の新井富士男さんが付けたもの

 「将門の乱」(938~940年)を起こした平将門の弟、平将平を描いたと推測される人物が牛に乗っている絵が、小鹿野町藤倉の諏訪神社で見つかった。将平とはどんな人物なのか。

 将門の乱を叙述した史料として信頼性の高い「将門記」に、将平が登場するのは1カ所だけ。将門が下総北部(現茨城県西部)を本拠に坂東八カ国を従え、自らを新皇と称した939年、将平は「帝王の業は知力や武力によるものでなく、天から授けられるもの。後世のそしりを招く即位は思いとどまってほしい」といさめたとされる。将平の言葉は「中国・唐の時代に帝王学の教科書だった『帝範』から学んだ君主論」と、将門研究者は解説する。

 これに対し将門は「武力に勝るものが主君となる。朝廷軍が攻めて来たら足柄(現神奈川県箱根町)、碓氷(現群馬県安中市)の両関で防ぐ」と一蹴。この後、下野、相模、伊豆、下総の各国司に将門の弟4人を任命するが、そこに将平の名はなかった。

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