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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/349 第四話 黒武御神火御殿=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

「お秋さんも、屋敷から逃げ出したあとは、迷子になった場所に戻ってたのかい?」

「はい。気がついたら一人で、道ばたに倒れ込んでいたんです」

 背中に、あひるのゆで卵の包みをしょっていた。

「印半天を着たままでしたから、慌てて脱ぎました。着ていたら、またあの屋敷に引き戻されそうな気がして」

 脱いだ勢いで道ばたに捨ててしまうには、そのときがいちばんの好機だったのだろうが、そうは都合よくいかないのが人の心の厄介なところだ。

「今までの出来事の証(あかし)だし、たった一つの甚さんとの繋(つな)がりだったし」

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