低体重出生児に合う肌着を クラウドファンディングで資金募る

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「ススリレ」の新作の肌着を手にする(左から)京都府立医大病院看護師の中島輝美さん、製作者の奥村由乃さん、亡くなった長女に肌着を着せていた小川あゆみさん=京都市上京区で2019年7月23日、国本ようこ撮影
「ススリレ」の新作の肌着を手にする(左から)京都府立医大病院看護師の中島輝美さん、製作者の奥村由乃さん、亡くなった長女に肌着を着せていた小川あゆみさん=京都市上京区で2019年7月23日、国本ようこ撮影

 早産で生まれた長男を亡くした京都市上京区の奥村由乃(よしの)さん(50)が、低出生体重児(体重2500グラム未満)向けの肌着の製作に取り組んでいる。平均的な新生児サイズの服が合わず、つらい気持ちになったことがきっかけ。「体に合った可愛い肌着一つで親は気持ちが明るくなる」と話し、多くの人に知ってもらうため、資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 奥村さんは2011年、長男の蒼介ちゃんを出産した。体重は1153グラムで心臓にも疾患があったため、京都府立医大病院(同区)の新生児集中治療室(NICU)に入院。その際、病院で用意された柄のない白い肌着を着せると、サイズが大きすぎて、身長約40センチの蒼介ちゃんの体が余計に小さく見えた。

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