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継続は力なり

わかやま100年企業の挑戦 シガ木工 時代に即した紀州箪笥 技術、創意工夫で守る /和歌山

製造中の箪笥の出来を確認するシガ木工の志賀啓二社長=和歌山市延時の同社で、目野創撮影

 1987年に国の伝統的工芸品の指定を受けた「紀州箪笥(たんす)」。江戸時代から和歌山で製作が始まったとされ、今でも高級家具として全国で高い知名度を誇る。5人の伝統工芸士を抱えるシガ木工(和歌山市)は、妥協を許さずに高品質を守りながらも、時代に即した商品開発に挑戦し続けている。

 箪笥作りは桐(きり)の性質を知り尽くした職人が手作業で行う。桐材を水槽に浸けてあくを抜き、天日で乾燥。木くぎを使い板に台形の凸凹を付けて組み合わせる蟻(あり)組みで接合して仕上げる。桐は湿気が多い時には水分を吸収するため、衣類の収納に適している。また、火災にも強く、「身を焼いて中身を救う」とも言われる。

 箪笥作りの最盛期は大正時代で、当時は大規模の工場も建ち並んだ。鉄道輸送網の発達とともに他府県への出…

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