「難病、障害あるからこそ」19歳 パパに憧れ医師目指す

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友人と談笑しながら大学構内を歩く密川花蓮さん(左から2人目)=千葉県印西市の順天堂大さくらキャンパスで2019年6月27日午後0時27分、滝川大貴撮影
友人と談笑しながら大学構内を歩く密川花蓮さん(左から2人目)=千葉県印西市の順天堂大さくらキャンパスで2019年6月27日午後0時27分、滝川大貴撮影

 手足などに力が入らなくなる難病「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」患者の密川花蓮(かれん)さん(19)が今春、順天堂大医学部(東京都文京区)に入学した。浪人しても諦めず、通院や入院をしながら受験勉強を続け、難関に合格。「パパと同じ整形外科医になりたい」という目標に向け、医師への道を歩み始めた。

 福岡県出身の密川さんは幼いころからよく転んだり、歩いていると同級生より遅れたりした。当初は「運動神経が悪い」と思っていたが、小学4年ごろに詳しく検査した結果、CIDPと診断された。以後、症状を悪化させないよう定期的な通院治療が欠かせない。

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