「仕事に集中できなくて涙がでてくる とても落ち込む」「体調不良 はきけ 頭痛」「ムカツクと言われた(○○所長)」「帰社時、あいさつないと○○に怒られる」「つらい、報われない」……。
B5判のノートにつづられた文字の一つ一つに、水野ヒロコさん(48)=仮名=が長年、この社会で被ってきた痛みと悲しみが彫り込まれていた。
7月初旬、北アルプスのふもと、長野県松本市。ノートを抱えてJR松本駅に現れた水野さん、あくまでも元気そうだった。
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1975年東京生まれ。西日本新聞社を経て2004年入社。憲法・平和問題、永田町の小ネタ、政治家と思想、東京の酒場に関心があります。会社では上司に、家では妻と娘と猫にしかられる毎日を、ビールとミステリ、落語、モダンジャズで癒やしています。ジャズは20代のころ「ジャズに詳しい男はモテる」と耳に挟み、聞き始めました。ジャズには少し詳しくなりましたが、モテませんでした。記者なのに人見知り。
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