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そこが聞きたい

がんゲノム医療の可能性と課題 国立がん研究センター分野長 河野隆志氏

インタビューに答える国立がん研究センターゲノム生物学研究分野長の河野隆志さん=東京都中央区で2019年7月2日、宮間俊樹撮影

 今年6月、がん治療に新たな選択肢が加わった。ゲノム医療のための検査が保険適用になったのだ。対象は標準治療=1=がない、もしくは終了した(見込みを含む)患者で、期待は非常に大きい。検査を開発した河野隆志・国立がん研究センター研究所ゲノム生物学研究分野長(53)に、がんゲノム医療の可能性と課題を聞いた。【聞き手・永山悦子、写真・宮間俊樹】

--がんゲノム医療とは、これまでの治療と何が違うのですか。

 ゲノムは、私たちの細胞の設計図で、がん細胞では、その設計図が変化しています。これまでのがんの治療法は、主に臓器によって決まっていましたが、がんゲノム医療は、がん細胞で起きている多数の遺伝子の変化を一度に調べ、特徴を明らかにすることで、一人一人にあった治療を選びます。そのとき実施する検査が「遺伝子パネル検査」=2=です。これまでの臨床研究で、肺がん向けの薬が治療法の乏しいまれながんに効いた例もあり…

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