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米で議論のノンフィクション ナガサキの現実描く

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今月刊行された日本語版「ナガサキー核戦争後の人生」を手にする宇治川康江さん=東京都千代田区で2019年6月26日、竹内麻子撮影
今月刊行された日本語版「ナガサキー核戦争後の人生」を手にする宇治川康江さん=東京都千代田区で2019年6月26日、竹内麻子撮影

 原爆投下の正当論が根強い米国で議論を呼んだノンフィクション「ナガサキ-核戦争後の人生」が日本語に翻訳され、今月刊行された。被爆者にインタビューし、12年かけて書き上げた作家、スーザン・サザードさん(62)=ノースカロライナ州=は取材に「それぞれの体験は力強く読者に訴えかける。投下正当論を唱える人にもいつか伝われば」と語った。【竹内麻子】

 長崎の原爆で背中一面にやけどを負った自分の写真を示し、国内外で核兵器の恐ろしさを訴えた元日本原水爆被害者団体協議会代表委員、谷口稜曄(すみてる)さんら5人の被爆者の人生を軸に、原爆投下の背景や被爆者の治療、放射線調査、米国での世論などの歴史を描いた。2015年に米国で出版されると大きな反響があった。サザードさんは「届くメールの7~8割は『深く感動した』といい、残りは『原爆投下は正しかった』という…

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