映画「ひろしま」に英語字幕版 8月広島、京都で上映 1953年公開「幻の映画」

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英語字幕付きで上映される映画「ひろしま」の一シーン=Ⓒ奇跡への情熱(核廃絶プロジェクト)
英語字幕付きで上映される映画「ひろしま」の一シーン=Ⓒ奇跡への情熱(核廃絶プロジェクト)

 原爆投下から8年後に製作・公開された映画「ひろしま」(関川秀雄監督)の英語字幕付きデジタルリマスター版が8月、広島市と京都市で公開される。市民ら約9万人がエキストラとして参加した大作だが、当時は小規模な上映にとどまり、「幻の映画」とされる。製作に携わった祖父、再上映に奔走した父の遺志を継ぎ、完成させた東京都八王子市の映画プロデューサー、小林開(かい)さん(46)は「海外の若者にも広島の『あの日』を伝えたい」と意気込む。

 被爆した少年少女の手記を集めた「原爆の子」が原作。広島市出身の月丘夢路が主演を務め、1953年に上映された。市民エキストラが混乱する群衆を再現。市民からは実際に被爆した茶わんなども寄せられた。55年のベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞するなど評価を受けたが、刺激的なシーンの削除を巡って製作サイドと配給会社が対立し、広くは上映されなかった。

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