爆発的に増える梅毒 感染気づかず病気進行も

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梅毒患者の報告数
梅毒患者の報告数

 性行為によってウイルスや細菌などに感染する「性感染症」。感染に気づかずに放っておくと、病気が進行して重大な合併症や不妊を引き起こしかねない。治療をしないと、パートナーにうつし、うつされることも。近年急増する梅毒の「今」に迫る。

 「梅毒は症状が出ても自然に消えることがあるため、本人が気づかないまま病気が進行することがある。息の長い感染症だ」。性感染症に詳しい国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官の山岸拓也医師はそう解説する。

 梅毒は、抗菌薬「ペニシリン」により戦後激減。約1万2000件の報告があった1967年をピークに減少傾向が続き、めったに医師も診察しない「幽霊病」と言われていた。だが、2011年から患者が急増。18年は年報告数が7003件(暫定値)と48年ぶりに6000件を超え、今年の上半期は3281件(速報値)と前年を上回る勢いだ。感染域は東京や大阪、福岡など大都市だけでなく、全国に広まっている。山岸医師は「頭…

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