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武田 砂鉄・評『俺たちはどう生きるか』大竹まこと・著

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他者を問い詰めながら返す刀で自問自答する

◆『俺たちはどう生きるか』大竹まこと・著(集英社新書/税別820円)

 著者がパーソナリティーを務めるラジオに2年近く出演している。隔週で10分弱、主に時事問題について話しに出向く。スタジオに入り、喋(しゃべ)り、そのまま出るので、スタジオ以外の場でじっくり話したことはない。

 あちらがグッと身を乗り出す瞬間がある。身を乗り出して持論を述べるのではない。身を乗り出して話を聞こうとするのだ。仕事柄、様々(さまざま)な年長者に会うが、年が半分くらいの若造にそういう態度で接してくれる人は少ない。傾聴し、受け止めてから、自分の考えを切り出してくる。

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