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私だけの東京・2020に語り継ぐ

作家・中山千夏さん 故郷の香りあった銀座

中山千夏さん=2019年7月18日、奥村隆撮影

 今から60年前、お芝居に出るため上京しました。ラジオドラマの「鐘の鳴る丘」や「君の名は」で売れっ子作家だった菊田一夫さんが、大阪で名の出ていた子役の私に目をつけて、有楽町にあった芸術座での公演「がめつい奴」に出演させようと、東京に連れてきたんです。

 このお芝居で歌舞伎の中村扇雀さんと共演しました。後の坂田藤十郎さん。中村玉緒さんの兄で、扇千景さんの夫です。当時の私は11歳。歌舞伎座の裏にあった「桃源荘」に母と2人で住まわされていました。歌舞伎関係の人が泊まる古い旅館でした。

 ある日、ステテコ姿の宿泊客のおじさんが、ほろ酔い機嫌で私たちの部屋に来ました。「千夏さんですか。扇…

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