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 いよいよ7月も終わった。今年の7月31日は旧暦の6月29日。30日まである月を「大の月」と呼んだ江戸時代では、今年の6月は「小の月」である。従って次の日から旧暦では7月1日だ。珍しいことに新暦でも1日、つまり8月1日なのである。月の満ち欠けが日にちと一致する貴重な年だ。そして1月から春を数える江戸時代では、7月は秋の始まりなのである。

 着物では、新暦の6月から単衣(ひとえ)になり、7月、8月は夏の着物で、9月にまた単衣になる。しかし着物においても新旧暦のずれが気になる。8月は夏の着物である絽(ろ)や紗(しゃ)の季節だが、旧暦ではすでに秋なので、私は絽や紗にしつつ秋色を取り入れる。逆に、実際に暑い6月から7月には、いかにも夏らしい色彩を心掛けるのだが、その色彩の中に秋の文様が多い。薄緑の涼しそうな単衣を着ようとすると、そこに民芸…

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