室町時代の僧・一休宗純が晩年を過ごした京田辺市薪の酬恩庵一休寺で、一休寺納豆の仕込み作業が始まった。直径1・1メートル、高さ70センチの昔ながらの木おけ3基に、こうじなどと混ぜて蒸した計180キロの大豆、塩水を漬け込み蔵で発酵させた。田辺宗一住職(70)が炎天下でかき混ぜる天日干しの作業は来年4、5月まで続く。
鎌倉時代に中国から伝わった禅僧の食べ物に、寺を再興した一休が工夫を加え広めたとされる。色は黒く、しょうゆやみそ同様、大豆と塩のうま味が凝縮した味わい。茶漬けの具や酒のつまみなどとして参拝者の土産になるほか、市内のレストランで西洋料理の隠し味としても使われているという。
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