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平和をたずねて

昭和の戦争を語る/30 命令による「同志」=広岩近広 /大阪

 落語家の五代目柳家小さん(本名・小林盛夫、1915~2002年)が著した手記のタイトルは、「叛乱(はんらん)軍の兵士とされた私」だった。「2・26事件」に駆り出された小さん師匠の手記は、「文春ムック 太平洋戦争の肉声 第四巻」に収録されている。

 手記によると、小林2等兵(小さん師匠)は前座見習いから第1師団歩兵第3連隊に入営した直後に「2・26事件」に遭遇する。午前2時ごろ、非常呼集でたたき起こされ、約450人が野中四郎大尉に率いられて桜田門の警視庁に入った。裏門に機関銃をすえて撃てる態勢をとりながらも、機関銃隊の小林2等兵は<まだ演習かと思っていた>。

 <鉄道大臣の官邸に移され>、ここを<占領>したとき、野中大尉が涙ながらに訴えた。<勝てば官軍で、こ…

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