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論点

高校野球の投球数制限

古島弘三氏

 高校野球で投手の肩や肘を守るため、球数制限の議論が進んでいる。日本高校野球連盟が4月に設置した「投手の障害予防に関する有識者会議」(座長・中島隆信慶応大教授)は、1大会での投球数に一定の制限を設ける方針を示す一方、「1試合100球」など1試合での球数制限の見送りを決めた。球数制限の効果と課題は。

 野球で痛めた肘だけで年間約800人を診ている。そのうち8割が高校生以下。その1割が手術を受ける。中学生は休んで治る場合もあるが、高校生はひどくなっているケースも多く、手術の可能性が高くなる。わずか2年4カ月の高校野球で、秋の大会を犠牲にし、手術せざるを得ない選手がこの病院だけでも数多くいる。

 日本高野連が球数制限に取り組むこと自体は大きな一歩だ。だが、1大会での球数制限では大会の上位進出校の投手しか守れない。選手の体をしっかり考えていないように見える。甲子園や都道府県大会の1、2回戦は試合間隔が空くからいいわけではない。大会前にけがで泣いている選手たちがいる。彼らの立場に立っていない。

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