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日本の競争力低下を考える

「日本の社長は仕事してない」 小西美術工芸社社長 デービッド・アトキンソン氏

インタビューに答える小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長=東京都千代田区で2019年7月16日、山下浩一撮影

 平成の30年間、日本経済は低迷し、生産性は伸び悩んだ。金融アナリストとして日本を長年分析し、今は文化財の補修を手がける小西美術工芸社の社長を務めるデービッド・アトキンソン氏は、その要因は賃金の低さにあると指摘する。「日本の社長は仕事をしていない」というアトキンソン氏の主張とは。【今村茜/統合デジタル取材センター】

 「日本はこれから、世界でも例を見ないほどの急激な人口減少に見舞われます。2060年までに人口は3割減少し、65歳以上が4割を占めるようになる。社会保障の負担は膨らむ一方なのに、担い手はいなくなる。重大な危機です。対処方法は、生産性の大幅な向上しかありません」

 危機感を強く訴えるアトキンソン氏の口調は厳しかった。ここで言う生産性とは、就業者1人あたりの国内総生産(GDP)を指す。日本のGDPは米中に次ぐ世界3位。だが、就業者1人あたりで換算すると、OECD加盟36カ国中21位に落ち込む(日本生産性本部調査)。

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今村茜

1982年生まれ、鹿児島県出身。高校時代を米国で過ごし、2006年筑波大学卒業、毎日新聞社入社。福島支局や世論調査室を経て、17年から経済部でIT系や流通・商社などの民間企業を担当。19年5月から現職。主な関心はビジネス、働き方、テクノロジー&データ、子育て。2児の母です。日々テレワークのノマドワーカー。子連れワーケーション推進中。和菓子と着物好き。

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