中学1年の男子生徒が昼食をのどに詰まらせて亡くなった、障害者福祉施設「桜の園」=大阪府守口市で2019年7月31日午後0時51分、山本康介撮影

 大阪府守口市の障害者福祉施設「桜の園」で6月、中学1年の伊藤健斗さん(12)=守口市=が食事をのどに詰まらせ、7月5日に死亡していたことが施設などへの取材で判明した。伊藤さんはあごの筋肉が弱く、食事を細かく刻む必要があったが、施設側は市の聞き取りに「いつもより細かく切らずに提供した」と説明。府警守口署は業務上過失致死の疑いも視野に捜査を始めた。

 施設や市によると、伊藤さんは約3年前から、「放課後等デイサービス」で施設を利用していた。6月15日の昼食は唐揚げとミートボールだった。伊藤さんの父文隆さん(63)は取材に対し、「食事のときに介助はなく、他の利用者が異変に気づいた。職員間の引き継ぎミスが原因ではないか。息子を返してほしい」と話した。

 施設を運営する社会福祉法人「路交館」(大阪市東淀川区)は「同じことが二度と起きないよう検証し、警察の捜査にも全面的に協力する」としている。【山本康介、安元久美子】