ラブストーリーを通してインドの階級格差と寡婦問題を描く 映画「あなたの名前を呼べたなら」監督インタビュー

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「あなたの名前を呼べたなら」の一場面(C)2017 Inkpot Films Private Limited, India
「あなたの名前を呼べたなら」の一場面(C)2017 Inkpot Films Private Limited, India

 インドの大都市ムンバイを舞台に、御曹司とメイドとの許されぬ愛を撮った「あなたの名前を呼べたなら」(2018年)。「子供のころから肌で感じ、葛藤し続けてきた階級格差をテーマに映画を撮りたかった」。長編劇映画初監督となる同作で、カンヌ国際映画祭批評家週間部門のGAN基金賞を受賞したインド出身のロヘナ・ゲラ監督は語った。【西田佐保子】

 19歳で結婚し、4カ月で夫を亡くした農村出身のラトナ(ティロタマ・ショームさん)は、婚家から“口減らし”のために、ムンバイで働かされることになった。建設会社の跡取りであるアシュビン(ビベーク・ゴーンバルさん)の新婚家庭でメイドとして働く予定だったが、アシュビンの婚約者の浮気が発覚し破談に。落ち込む彼をラトナは励まし、徐々に距離が縮まっていく2人の前に立ちはだかるのは、階級と因習の壁だった――。

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