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かんぽ不正18万件 経営陣後手、傷広げ 当初「法令違反ない」

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 不正が疑われるかんぽ生命保険の販売が約18万3000件に達した。日本郵政グループは全容解明に向け重い腰を上げたが、対応が後手に回り事態を悪化させた面は否めない。信頼失墜による経営への打撃は大きく、法令を軽視してきた経営陣の責任がこれから問われることになる。【加藤明子、宮崎稔樹、藤渕志保】

 「今思うと認識が十分ではなかった」。31日の記者会見で日本郵政の長門正貢(まさつぐ)社長は初めて公式に謝罪した上で、対応が不適切だったと認めた。

 かんぽ生命を巡る一連の不正契約問題は6月下旬から明らかになってきたが、日本郵政グループの対応は鈍かった。6月24日の定例記者会見で長門氏は、同じ保障内容の保険間で不自然な乗り換えが多発していたことについて「明確な法令違反があったとは思っていない」と反論。かんぽ生命幹部も6月27日に追加調査の実施を発表しながら、「不適切と報道されてショックを受けている。手続き的に問題ない」と強弁した。

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