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経済観測

我が国の「南北問題」解消=国家公務員共済組合連合会理事長・松元崇

 昨年度の税収が、60・3兆円とバブル期を超えて過去最高になった。喜ばしいことである。しかしながら、法人税収はバブル期よりも3割少ない12・3兆円だった。その背景にあるのが、我が国産業の低生産性構造だ。

 米国と比べた我が国産業の生産性は、8割の分野で半分以下、4割の分野で3分の1以下だ。国内企業の多くは生産性の低い赤字法人である。大企業も収益の多くを海外で上げていて、その分は法人税収に結びつかない。

 生産性がそんなに低いということは、その分、国内に生産性の低い発展途上国を抱えているようなものだ。かつて、発展途上国はどうしても先進国に追いつけないという「南北問題」を抱えていた。発展途上国は、生産性が低い分だけそれを向上させて高成長を実現するポテンシャルを持っているのに、何十年もの間、低い成長率のままだったのである。

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