80歳を過ぎ、本名で被爆体験を語り始めた在日韓国人2世がいる。広島市安佐南区の李鐘根(イジョングン)さん(90)。ルーツを隠して人生を歩んできたが、7年前、被爆証言を決意し、同時に日本名の通名を名乗るのをやめた。「韓国人としてでなければ、本当の自分の体験は語れない」と話す。
生活苦を理由に、日本統治下の朝鮮半島から渡ってきた両親は、創氏改名以前から日本名を使っていた。日本で生まれた李さんも、家の外では「江川政市」を名乗った。
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