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この国はどこへ これだけは言いたい 脚本家・倉本聰さん・84歳 「殺す恐怖」伝えてきたか

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倉本聰さん=竹内紀臣撮影
倉本聰さん=竹内紀臣撮影

 北海道・富良野を舞台にしたドラマ「北の国から」シリーズで、21年にわたる父子の成長を描いた脚本家は「怒りは創作の源泉」だという。では今、どんな「怒り」を原動力に作品を生み出しているのか。

 東京・芝公園を見下ろすホテルの客室。倉本聰さんは、1日80本は吸うというたばこに火を付けると、穏やかな表情で語り始めた。

 「腹の立つことは年中ありますけど、段々と諦めてきたね。実は昨日、青森の樹齢1000年を超す大イチョウに会ってきました。そうしたらすっかりその木の生気にやられちゃって力が抜けちゃった。平安の時代から、世の変遷を見てきたわけですよ」。1時間半ほど写生をしたり、木の周りをうろうろしていたりしたら、老木の“声”が聞こえてきた気がした。「『お前、もう帰るのか。俺は1000年ここにいるんだけど、1000年分…

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