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被爆歌人・正田篠枝が詠んだヒロシマ「さんげ」 迫真31文字、語り継ぐ慟哭

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折り鶴に囲まれる「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」=広島市中区で、宇城昇撮影
折り鶴に囲まれる「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」=広島市中区で、宇城昇撮影

 人類史上初めて、核兵器の炎に焼かれた広島。1947年秋、被爆した歌人の正田篠枝(1910~65)が私家版歌集として秘密出版した「さんげ」は、原爆をいち早く文学の題材に取り上げた作品として知られる。米軍による原爆投下から74年となる今夏、正田が詠んだ惨劇の舞台を歩いた。【宇城昇】

 太き骨は 先生ならむ そのそばに 小さきあたまの骨 あつまれり

 広島市の平和記念公園。南側の緑地帯に立つ「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」の台座に、正田の一首が刻まれている。碑は1971年、約2200人とされる国民学校(現在の小学校)の教職員と児童の犠牲者を追悼するために建てられた。

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