原発避難訴訟、国の責任認めず 9683万円支払い東電に命じる 名古屋地裁判決

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東京電力福島第1原発事故に伴い、東電と国に慰謝料などを求めた訴訟の判決について「不当判決」などと書かれた紙を掲げる原告の関係者=名古屋市中区の名古屋地裁で2019年8月2日午後2時6分、大西岳彦撮影
東京電力福島第1原発事故に伴い、東電と国に慰謝料などを求めた訴訟の判決について「不当判決」などと書かれた紙を掲げる原告の関係者=名古屋市中区の名古屋地裁で2019年8月2日午後2時6分、大西岳彦撮影

 東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県から愛知、岐阜、静岡各県に避難するなどした42世帯128人が東電と国に慰謝料など計約14億4000万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁(桃崎剛裁判長)は2日、国の責任を認めず、東電にのみ原告109人に計約9683万円を支払うよう命じた。

 判決では、国の責任について「津波の予見可能性の程度は必ずしも高くなく、東電への規制権限の不行使が違法と言うことはできない」などと否定。原告の多く…

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