今年4、5月に核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で議長を務めたマレーシアのサイード・ハスリン氏(48)は、2020年の再検討会議で合意を目指す最終文書について「核兵器禁止条約に言及すべきだ」と述べ、核軍縮の到達点に核廃絶を位置づけたい考えを示した。準備委では、核兵器禁止条約に触れた勧告案が核保有国の反発を招いて採択されなかった経緯があり、20年の最終文書で合意にたどり着くかどうか注目される。【小山美砂、手呂内朱梨】
サイード氏は、国連マレーシア政府代表部の常駐代表で、来年開かれる再検討会議でも核軍縮部門で議長を担う。準備委後の7月中旬に広島市を初めて訪れ、毎日新聞の取材に応じた。
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