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堂本印象の回顧展

進取の心、日本画に革新 北九州市立美術館本館

 <日曜カルチャー>

 帽子をかぶった男性が立ったまま、黙々と新聞を読みふけっている。その横には人目もはばからずにいちゃつくカップル。手前には母親とおぼしき女性にもたれかかり、甘えるような仕草をみせる少女がいる。人々で混み合う空間。「メトロ」(1953年)の題名が示す通り、フランス・パリの地下鉄の車内の光景が描かれている。人物の顔がそろって人形っぽいせいか、どこかしら空虚さがにじむ。伝わってくるのは、他人に無関心な都市住民の心性。複数の人物が手に取る新聞をスマートフォンに置き換えれば、描かれた世界は現代日本の風景とも重なる。

 画題や筆致は洋画風だが、本作は紙本彩色の日本画。大正から戦後にかけて京都画壇をけん引した堂本印象(…

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