写真絵本

「ヒロシマ 消えたかぞく」 原爆、笑顔の一家奪う 難逃れた2000枚、一部を絵本に

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鈴木六郎さんのアルバムを見ながら絵本への思いを語る指田和さん=埼玉県鴻巣市で2019年7月17日、大沢瑞季撮影
鈴木六郎さんのアルバムを見ながら絵本への思いを語る指田和さん=埼玉県鴻巣市で2019年7月17日、大沢瑞季撮影

 1945年の広島への原爆投下で、親子6人全員が犠牲になった一家があったが、大量の家族写真が運良く難を逃れ残されていた。そこから50枚以上を抜き出し、亡くなった長女の一人語り風の文を付けた写真絵本「ヒロシマ 消えたかぞく」が、7月に出版された。笑顔あふれるスナップは、穏やかな日常と、それを奪った原爆のむごさを伝える。【大沢瑞季】

 撮影したのは、爆心地から約500メートルの広島市播磨屋町(現・中区本通)で理髪店を営んでいた鈴木六郎さん。カメラが趣味で、子どもたちそれぞれのアルバムを作り、写真の横に一言を添えて大事に持っていた。44年ごろ、戦況悪化により荷物だけ郊外の親類宅に疎開させ、その中に約2000枚の写真があった。

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