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静かな会場と激しいネット「表現の不自由展・その後」その後ルポ

愛知芸術文化センター8階のギャラリー展示室に設置された「表現の不自由展・その後」中止を知らせる看板=名古屋市東区東桜1で2019年8月4日午前10時01分、待鳥航志撮影

 「表現の自由を後退させる事例をつくってしまった」――。芸術監督の津田大介氏が3日の記者会見でそう語った国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止問題。中止された「その後」の現場はどうなっているのかを知りたくて翌4日、名古屋市の会場へ向かった。【待鳥航志/統合デジタル取材センター】

 「表現の不自由展・その後」は愛知芸術文化センター(名古屋市東区東桜1)8階のギャラリー展示室で開かれていた。午前10時の開場を前に、入り口には10人ほどの客がいた。開場と同時に数人が不自由展の会場のほうへ向かった。受付には「『表現の不自由展・その後』は展示中止となりました」と記されたA4サイズほどの紙が掲示され、その紙を撮影している人もいた。

 不自由展の入り口は高さ2、3メートルほどの壁でふさがれていて、中をうかがい知ることはできない。東京で歴史学を学ぶ大学院生の是恒香琳(これつね・かりん)さん(27)は「中止と聞いて、いても立ってもいられなくなって」来たという。「展示を見てみたかったのでショックです。(中止を知らせる)掲示は、この社会ではまさに表現が不自由なのだということをよく示してしまっていますね」と話した。

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待鳥航志

1990年埼玉県生まれ。早稲田大大学院政治学研究科修士課程(ジャーナリズムコース)修了。2015年入社。高松、姫路の2支局を経て、19年5月から統合デジタル取材センター記者。関心分野はインターネットの文化や思潮、生活史、過疎地域など。

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