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研究現場は今

第1部 博士/4 「足の裏の米粒」と皮肉 企業が敬遠、就職先少なく /京都

研究者が身につける白衣。「末は博士か大臣か」という時代は終わった=京都市内で、菅沼舞撮影

 「結婚や将来のことを考えると、就職しかなかった」。京都大の文系の修士課程2年の男子院生は学者を志して一度は博士課程進学を検討したが、同じ研究室の先輩が経済的に困窮したり、論文を出せずに疲弊する現実を目の当たりにし、かじを切った。「理系と違い、文系の院生はせいぜい統計の技術があるぐらいで、学部生と変わりはない。同じ技能なら若い方が有利。博士まで進んでしまうと、後戻りができなくなる」

 博士号はいつからか「足の裏の米粒」と表現されるようになった。意味するところは「取らなければ気持ちが…

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