映画「ひろしま」

核廃絶の思い伝える 関西の上映館増える シネ・ヌーヴォは16日まで /大阪

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
映画「ひろしま」の一場面=(C)奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト] 提供・独立プロ名画保存会
映画「ひろしま」の一場面=(C)奇跡への情熱[核廃絶プロジェクト] 提供・独立プロ名画保存会

 9万人近い広島市民がエキストラとして参加し、原爆投下から8年後に公開された映画「ひろしま」(関川秀雄監督)。そのデジタルリマスター版が一昨年完成し、関西でのリバイバル上映は昨夏の1館が今夏は3館に増えた。映画の監督補佐だった小林大平(たいへい)さんの孫で、上映活動を続ける開(かい)さん(46)=東京都八王子市=は「来年の被爆75年に向けて、もっと多くの人に映画を届け、原爆の惨状を風化させまいと協力した人たちの思いを伝えたい」と語る。【宇城昇】

 「ひろしま」は、被爆した少年少女らの体験集「原爆の子」(長田新編)が原作。主演は広島出身の月丘夢路で、原爆投下直後に混乱する群衆をエキストラが再現した。1953年に公開されたが、一部シーンの削除を巡り大手配給会社と製作サイドが折り合わず、上映館は広まらず「幻の映画」と呼ばれた。

この記事は有料記事です。

残り358文字(全文722文字)

あわせて読みたい

注目の特集