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Country・Gentleman

大冒険から生まれたジン=C・W・ニコル

アファンの森のサンショウ=C.Wニコル・アファンの森財団提供

 <カントリージェントルマン>

 1983年、弟のエルウィンが妻と息子、2人の娘を連れてイングランドからやって来た。北長野の我が家でクリスマスと新年を過ごすためだ。義妹もウィーンから幼い娘を連れて滞在中。大人の女性が3人に少女が3人、みんな主役になりたがり、男性陣はうんざりしていた。

 私は8歳だったおいのジェームスを連れて抜け出し、黒姫山の白銀の森に分け入り、寝台も炉もあるティピ(円すい形テント)をしつらえた場所まで登っていった。4メートルの積雪に埋もれそうだったが、火を使っても一酸化炭素中毒で命を落とすことのないよう、入り口は絶えず雪かきをし、天井部を開けておいた。

 ジェームスと私はかんじきを履いて雪の上を歩いた。私は食料と飲み物を入れたリュックサックを背負い、チャンスがあればノウサギを仕留めてシチューを作ろうと銃を担いでいた。愛犬のアイリッシュセッターが喜び勇んで追ってきた。彼も女性陣から逃げたくて仕方なかったのだ(我が家にはアイリッシュセッターの雌もいて、明らかに彼女のほうがボスだった!)。

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