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保護猫たちのニャン生

「かわいくないからいらない」と人間の勝手な都合で捨てられた猫や、両目がない状態で保護された子猫--。苦境を乗り越え、猫カフェで楽しく暮らす猫たちの素顔を紹介する。

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保護猫たちのニャン生

(1)むーちゃん 動じない“ザ・野良猫”

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お気に入りのベッドが埋まっていて、隣でじっと待つむーちゃん=中嶋真希撮影
お気に入りのベッドが埋まっていて、隣でじっと待つむーちゃん=中嶋真希撮影

 横浜・関内にある保護猫カフェ「ミーシス」は、さまざまな事情で飼い主のもとを離れた猫や、路上で生きてきた猫たち27匹が暮らす。雨どいに挟まっていたところを助けられた猫、売れ残ってペットショップで放置されていた猫――。今は猫カフェで楽しく暮らす猫たちの素顔を紹介する。【中嶋真希】

むーちゃん 年齢不明 里親募集中

 人目がないことから、猫が頻繁に捨てられる湾岸地帯がある。繁殖して不幸な猫が増えないようにと、地域のボランティアが猫に不妊去勢手術を受けさせたり、保護したりしていた。2018年2月の寒い夜のこと。1歳くらいのメス2匹に不妊手術を受けさせようと、捕獲機を置いた。翌朝、中をのぞくと、一度も見たことがない猫が入っていた。「誰?」。捕獲する予定はなかった猫だが、周辺で猫が車にひかれる事故がよく起きていたか…

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